基本的な歯周治療 歯周疾患の診査 口腔内写真とX線写真
口腔内写真
歯肉の色や形態を表すことが難しい場合があります.
口腔内写真を撮影することにより, 数値化しずらいデータを残すことができます.
X線写真
臨床診査と並行して,X線写真も撮影します. これは歯槽骨の破壊の程度がどのくらいか判断するのみならず, う蝕(虫歯)や, 根尖病巣(虫歯から進んで根の先に膿がたまる病気)など, 歯周病以外にも歯に関係する疾患をみつける手助けになります.
歯肉縁下プラークから歯槽骨までの距離は約2mmです. したがって, 歯肉縁下の処置を行うときに, どの程度の深さまでに器具を挿入するかの目安にもなります. スケーリング・ルートプレーニングや歯周外科治療を行うときは, プローピングのデータと共にX線を参考にします.