歯周外科治療 歯周外科手術 術式 再生療法 (GTR法)
歯周組織の再生とは
歯周組織再生療法
GTR(guided tissue regeneration, 組織再生誘導法)
歯周靭帯中に存在する細胞のみが結合組織性新付着を形成する
GTR膜の種類
- 非吸収性
- expanded polytetrafluoroethylene (e-PTFE)
- 延伸加工したポリ四フッ化エチレン
- 吸収性
- ポリ乳酸・ポリグリコール酸共重合体
- 加水分解され, クレブス回路を通して二酸化炭素と水になり体外に排出
- コラーゲン膜
- マクロファージおよび多形核白血球の酵素活性により吸収
適応症
- 2·3壁性骨欠損
- 2度根分岐部病変
- 3度根分岐部病変
- 歯の全周にわたるカップ状の骨欠損
- 隣接する2歯の骨欠損
GTR膜の具備すべき条件
- 生体適合性
- 組織遮断性
- 組織密着性
- スペースメーキング
- 易操作性
再生療法の利点・欠点
- 喪失した歯周組織を回復できる
- 術後の歯肉退縮が少ない
- 長い治癒期間を要す
- 技術の熟練度を要す
- 術前, 術後の徹底したプラークコントロールとメインテナンスの必要性
- 適応性に制限がある